エゴグラム性格診断は、自分の性格や行動パターンを分析し、自己理解を深めるための心理テストです。アメリカの心理学者エリック・バーンが提唱した「交流分析理論」に基づき、各人の中に存在する「エゴ(自我)」の状態を5つに分類して、個人の特徴や性格傾向を見極めます。
エゴグラム性格診断の5つの自我状態
エゴグラム性格診断では、以下の5つの自我状態をチェックします。
- CP(Critical Parent/批判的な親)
規律を重んじる部分で、倫理観や道徳感が強い自我です。厳しさや自己管理能力が表れます。 - NP(Nurturing Parent/養育的な親)
他者に対する優しさや面倒見の良さを表す部分です。共感力や人への気遣いが見られます。 - A(Adult/大人)
客観的で理性的な部分で、冷静に物事を判断する自我です。論理的思考や現実的な対応力が表れます。 - FC(Free Child/自由な子ども)
好奇心や創造性を示す部分で、自由奔放に楽しむ性格が表れます。自己表現力や柔軟な思考が見られます。 - AC(Adapted Child/順応した子ども)
他者に合わせる性格で、自己主張を控えつつも周囲に順応する態度が表れます。協調性や従順さが感じられます。
これら5つの自我状態の強弱を測定し、自分の特性を知ることがエゴグラム性格診断の目的です。
エゴグラム性格診断のメリット
エゴグラム性格診断を受けることで、次のようなメリットがあります。
- 自己理解の促進
自分がどのエゴに強く影響されているかを理解することで、日常生活での行動パターンが見えてきます。自分の性格傾向を把握することで、適切な改善方法や強化すべきポイントがわかるでしょう。 - コミュニケーション能力の向上
他者と接する際に、どのエゴが強く出やすいかを知ることで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。特にビジネスシーンでは、どの自我状態を意識して使うかで人間関係が変わることも多いです。 - 問題解決力の強化
A(Adult)を強化することで、客観的に問題を見つめ、解決策を考える力が養われます。また、NPやFCを意識することで、柔軟な思考や創造的なアプローチも促されるでしょう。
エゴグラム性格診断の受け方
エゴグラム性格診断は、インターネット上で無料で受けられるサイトも多く、簡単な質問に答えるだけで結果が表示されます。また、専門的な心理カウンセラーによる診断を希望する場合は、カウンセリングサービスなどを利用することも可能です。
エゴグラム診断の結果を日常に活かす方法
診断結果を参考に、以下のように日常生活での行動に活かすことができます。
- 強みを活かす
自分の得意とするエゴを活かし、仕事や趣味での成功につなげましょう。 - 弱みを補う
自信がない部分や他者との関係で苦手と感じる部分は、少しずつ改善していくことでバランスが取れた性格に近づけます。 - 目標設定に活用
現状を踏まえて、今後の目標を設定し、より成長できるような道筋を描いていきましょう。
エゴグラム性格診断は、自分の性格や行動パターンを客観的に把握するための有効なツールです。日常生活やビジネスシーンでも役立つこの診断を、ぜひ活用してみてください。
まとめ
私は、娘のお友達のお母さんから話をきいて近くの小児科さんで心理カウンセラーによる診断を受けました。利用時間は約60分間で、心理テストとその結果を見ながら自我状態の詳しい説明や、今後何をしていけばいいか具体的に教えてもらいました。
「エゴグラム」はインターネット上で無料で受けられますが、私が受診した病院では1回のテストでエゴグラム・アンガータイプ・マインドチャートの診断結果を見ることが出来ました。
詳しい解説や具体的な行動のアドバイスなどを聞きたい方は、専門家の診断をおすすめします。
60個以上の質問を直感で答えて、【エゴグラム】は0~45点、【アンガータイプ】は0~25点、【マインドチャート】は円グラフで結果が出ました。
エゴグラムは、この5つの自我状態のグラフが三角屋根の形のようにAが1番高くなっているのが理想的なんだそうです。私の場合はNPとACがAより出ているので、長所が短所になってしまい良く見られなくなる可能性があるため気を付けるように言われました。エゴグラムは、どこかを下げる↓という認識ではなく、低得点の部分を上げる↑ことで全体のバランスがとれていくそうです。
私はFC(Free Child/自由な子ども)が低いので「自分を甘やかす・好きなことを楽しむ」という事を頑張ります!
アンガータイプは、ACE(外側へ向く怒り)とACI(内側に向く怒り)があり、私はどちらも高得点でしたが、ACIの点数がMAX25点のうち24点でした。この結果から、私の怒りは両方に出せますが、どちらかと言うと自分に向きやすい傾向にあるそうです。
マインドチャートは、友好的・他責的・自責的・逃避傾向の4つに分けられ、私の場合は「逃避傾向」が30%で1番の割合を占めていましたが、4つ共ほぼ均等でした。この場合はちょっと難しくて、A(Adult/大人)の部分が下がったときに、今自分が4方向のどれに心が向いているかを分析すると、客観的に見ることができるので少し気持ちが落ち着くそうです。
最後に、旦那さんとお子さんにもインターネットの無料の診断をやってもらえたら結果を教えて下さい!と言ってもらったので、家に帰って早速テストを行いました。その結果を担当して下さった看護師さんに報告したら翌日にお返事を頂き、家族で出来ることや個々に伸ばしていきたい項目など教えてくれました。
無料の育児相談にもお気軽に来てください!と言ってもらい、気持ちが楽になりました。
そして、夫(青)・私(水色)・長女(グレー)の結果をグラフにしました。※グラフが分かりやすいように私も同じインターネット診断を新たに行いました。
心理テストを行うと、それぞれの気質や性格が分かりやすく数字で見えるので、相手の気になる部分とか普段言いにくいことも家族で話しやすくなると思います。「確かにそうだよね!」とプラス面とマイナス面が明確になりますし、納得せざるを得ないという感じです。
また、生まれ持った気質の部分を変えることは難しいですが、なりたい自分になるための技術は身に付けられますので「エゴグラム」ぜひやってみて下さい♪
娘に『自分ノート』を進めたら、すぐにダイソーへ行きました。(笑)日記に自分の気持ちを書きだすと、本心が見えてくるので本当におすすめです。お気に入りのノートを見つけて下さいね♪
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